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オメガ文庫

βだと思っていた俺が、発情したΩだったなんて!? 後編【オメガ文庫】【月城 蒼】

「二度と離さない。お前は俺の番だ」飛び出した夜、発情期の身体で倒れかけた遥を救ったのは、氷室の必死の想いだった。元婚約者との誤解も解け、ついに結ばれる二人。首筋に刻まれた番の証――咬み痕。これで永遠に結ばれたはずだった。しかし、遥の家系に隠された秘密が明らかになる。代々受け継がれる「特別なΩ」の血筋。複数のαを惹きつける強力なフェロモン。それは祝福か、それとも呪いか。会社では他のαたちが遥に群がり、元婚約者は執拗な妨害を続ける。「俺がいるせいで、氷室さんが…」

βだと思っていた俺が、発情したΩだったなんて!? 前編【オメガ文庫】【月城 蒼】

「お前…Ωだろ」満員電車で突然の体調不良。会社のエレベーターで出会った冷徹なエリートα・氷室透にそう告げられた瞬間、桐谷遥の人生は一変した。25年間、自分はβだと信じて生きてきた。普通のサラリーマンとして、普通の人生を送るはずだった。なのに――身体の火照り、抑えきれない甘い香り、周囲のαたちの視線。「俺が…Ωだって?そんなわけない!」否定しても、身体は嘘をつかない。医師の診断で明らかになった真実。幼少期の誤診により、25年間気づかずに生きてきた特別なΩの体質。そして迫りくる人生初の発情期。守ってくれる氷室の優しさに触れ、遥の心は次第に揺れ動く。だが、氷室には元婚約者がいて――。運命の番との出会い、隠された過去、そして訪れる試練。「βだと思っていた俺が、発情したΩだったなんて!?」シリーズの前編!βだと思っていた俺の、新しい人生が今、始まる。
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