完全なる一族 楽園の箱＜1＞【おやすみ毛布】
【執着兄×強気弟】かつて閉ざされた一族の中で生き、束縛から逃げ出した男・ミオ。彼のシマに『楽園』と呼ばれる薬が流通し始める。真実を追ううちに訪れる、兄との再会。囚われた空間で与えられるのは、強烈な快楽と幸せだった記憶の幻影。自由を望む意志にすがりつきながら愛と呪縛に翻弄されていく。執着と快楽が交錯する舞台――『楽園の箱』。『完全なる一族』シリーズ第二章。
おやすみ毛布
完全なる一族【おやすみ毛布】
■ 完全なる一族 ■邪神崇拝カルト教団で育てられた兄弟の少年期、学生期、青年期の話。弟、冠禅自己（ミオ）は束縛や閉じた世界が嫌いな健康優良不良少年。兄、冠禅世界（セカイ）はミオの事が好きでたまらないが教団の次期教主として育てられた彼は支配する事でしか関係性を構築できずミオとは徹底的にソリが合わない。家族だから一つになるのは当然だと信じる兄と兄貴が意味不明な事を言ってると思いつつ気持ち良い事は好きな弟の話です。
完全なる一族 ORIGIN【おやすみ毛布】
「神様、俺、老いなくてそこそこ死なない体が欲しい」かつてそう願った男、冠禅現世（ミヨ）は人類へ背徳を広め、破滅と混乱をもたらす役目を果たす事そして、血族の魂を死後その神へ捧げる事を約束として力を手に入れた。息子である冠禅真理（シンリ）は成長後教主の役割を託され、ミヨと志を同じくしている。ある時教団を探る不審者が紛れ込みミヨとシンリは共に調査を始めるが……。